ドンキーコングたるジェットレースのマニアックな小ネタ5選

どうもこんにちは。現在クレムリン軍団にお熱なワニ好きです。

ついに買ってしまった……

当時税抜き952円の攻略本を流通量が少ないのを理由にメルカリで、2000円で買ってしまった……

今年は金を散財しねぇと決めていたのに、結局即売り切れるのを恐れて購入してしまった。
サイズも小さいどころかページの100すらいっていない薄っぺらさの本を2000円で買う自分の馬鹿ーー！

うほうほドンキーくんと並べるとこんな感じ

しかしドンキー、というよりクレムリン軍団好きとしてはコレクション用として取っておきたかったので、手に入って嬉しきかな。

てなワケで、早速買った攻略本の情報を元に今回は前回話せなかった分の補足としてたるジェットレースの小ネタと、これって元ネタではと感じた考察を5つ紹介しようと思います。

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宿敵クレムリン軍団をドンキー新作に再登場する前に色々と吐き出したいのもあったのでね。
ページが少なかったとはいえ、攻略本でも中々役立つ面白い発見があったので、前回と同様にクレムリン軍団が好きな方は是非とも見てみて下さい。

それではどうぞ。

キャラクター選択画面の並び順について

まずはプレイ済みの方なら、誰でも知っているネタから。

コングファミリーとクレムリン軍団を合わせて総勢16体のキャラが使えるわけだが、それぞれのキャラ毎にライバル設定があり、性能が同一なのはご存知だろう。

通常、キャラ選択では性能の同じキャラが上下に配置していることがほとんどで、例えばドンキーの場合はクリッター、タイニーコングの場合はカリプソがライバルとなっている。
なので、キャラ選択では性能が同じライバルキャラだと分かりやすい。

しかし一部例外があり、本来はランキーコングの下にクランプが配置されるところを、コプターが配置されている点もある。

そもそもクランプはキャンディーのリクエストをクリアしないと通常のレース上で出現しないないキャラであり、そんな右側にはリクエスト限定のキャラが配置されているのだ(4体)

ちなみに攻略本では性能が同じキャラだと分かりやすくするために、ちゃんとランキーの下にクランプが紹介されているぞ。

要するに性能は8パターンしかなく、何なら上位互換も存在している。

上位互換としては平均的な性能を持ったドンキーとクリッターと同等かつ曲がりやすさが最高の「リンクリー」と「コプター」、性能値が全て4の「クランキー」と「クルール」、そして性能値MAXの「ネオタルジェットドンキー」である。

一応風船のアイテムを取った際に強化される差別化はある。
そのためコングは赤の風船、クレムリンは緑の風船を出来れば取った方がいいとか。

またアタックやアピールのモーション、そしてWiiリモコンから鳴るタルジェを叩く音もそれぞれ違うのも特徴である。

Sランクを取る条件とは？

レースが終わる度にリザルトのタイム横に付くアルファベット。
主に上から順に｢S、A、B、C、D｣までのランクづけがされ、1位を狙うだけでなくたるジェを極めるために最高Sランクを狙うこともあるだろう。

最初はタイムのみでランク付けされているのかと思っていたが、実は違ってて攻略本の情報によると……

ランクはコースを3周した総合タイムと｢レース中の行動に対する評価｣によって決定される。行動評価の上下に関しては以下の通りである。

高評価	低評価
ワイルドムーブでコンボを繋げる	障害物や敵、ライバルキャラなどの攻撃に当たってダウンする
バナナを沢山集める
バナナコンボを繋げる

そのため攻略本では例え1位を取ったところでSランクを取るのは非常に難しいと言われている。

特にダウンはタイムを伸ばすどころか、スコアにも大きく影響するので、如何にダウンせずワイルドムーブとバナナでコンボを繋げられるかが高ランクを取る条件となりえよう。

一応ジャングルビートでもビートを稼ぐというスコアアタック的な要素があったので、本編スパドンシリーズとはまた違った要素があったことには驚いたね。

流石アクションゲームに定評のあるドンキーゲームである。

ちなみにドンキーのレースゲームとしては他にもレア社開発の「ディディーコングレーシング」があるけど、このゲームもまた色んな意味で難しいゲームである。

こちらは収集要素だけど、コース上に隠されているコインを8枚集めて1位を取るという中々鬼畜なことをやらされるとか。正式名称「シルバーコインチャレンジ」

没になったクレムリン軍団のイメージ画があった

続いては公式が公開していた情報から。
今はもう見ることが出来ない開発者のコラム的なページがたるジェの公式サイトに存在していた。

操作での話は覚えていないが、今でも鮮明に覚えているものといえば、この没クレムリン軍団の紹介である。
やっぱりクレムリン軍団好きとしてはこれは語るべきだなと思いましたよ。

ちなみにこのキャラデザを提案したのはパオンの方からです。

クレムリン軍団はコングファミリーのような個性があるキャラが少なかったため、新キャラで埋めようとしていたのだ。
さらにその中にはスパドンの雑魚敵で活躍した既存のクレムリンもおり、それがコプターとクラッシャー。むしろ頭のデザインしか変わっていない件。

コプターはヘルメットにプロペラが付いただけだし、クラッシャーは金髪モヒカンになっただけだし、クランプのような当初は大幅に変更することは無かったとされる。

タルジェの没クレムリンは参考画像を自分で描いても良かったけど、初描きかつ下手くそ模写気味になってしまうので、今回は海外の方が描いたイラスト(リンク)を貼り付けつつ、解説します。どうぞ。

クレッサー。
彼女の元になったであろうカリプソの影響が強すぎて現在はそこまで印象が薄い。

強いて上げるならイメージ画の名前の下のところに、何かが書かれていた点だろうか。
一説には｢クラッシャーの姉(もしくは妹？)｣と書かれていたとされているが、流石に文字の画質が悪いため、真相は不明。

もしこのままクラッシャーと共に登場していたなら、クラッシャーの姉としてキャラ付けされていたかもしれない。

むしろクラッシャーに血縁関係のクレムリンがいたことに驚いたがね。

キャリー。
後にキップやキャスの元になったとされるバンダナを被った子供のクレムリン。
胸を黒いウェアで隠しているので、多分女の子？いや、クラッシャーも迷彩服で胸隠しているし、男も捨てきれん。

とこんな風に勝手に性別不明の設定まで決めつけるようなキャラデザだったので、個人的には没クレムリンの中で結構好き。むしろキップやキャスより好きなまであるか。

まあ、イメージイラストの横に同じサイズのコプターがいたから、女の子な気もするけどな。

多分採用された場合、コプターと男女子供ペアを組んでいたんだろうなと思います。

こうして最終的にはコプターとクラッシャーもデザインを変えられてしまい、後にコプターはたるジェで馴染み深い成長したキャラデザに、

そしてクラッシャーの方はもう完全に登場せず、彼の代わりとして出たのが怪獣……クラッジだったという。

アニドンを見た影響なんだけど、やっぱり個人的にはクラッシャーでも良かったと思う所存。クランプと並べたかったファンもいただろうなぁ……
別にクラッジのこと悪いって思ってないけどさ。

今でも画像は保存しているけど、本当勿体無いよね。あの記事を削除したということは、ドンキー新作にこのクレムリンを出すつもりなのだろうか。

クレッサーはカリプソが居るから厳しそうだけど、キャリーは出そうな気もしているが……
バンダナだからキップと被るから無理そうか？

そもそもキップは再登場するのか？スマブラSPではスピリットとして出ていたけども。

はい次。

1人5役

大勢のキャラが登場するキャラゲーにありがち……というよりドンキーキャラ自体が日本語とかの台詞を話さないので、一人二役以上のキャラを担当しているのが特徴だ。

例えば現状一人二役で有名なのはドンキーとクランキーが｢長嶝 高士｣さんだろう。しかもスマブラSPのガノンドロフと同じ。

また面白いことにライバル＆同性繋がりとして同じ声優が勤めていることも。
ディディーとキップは｢鈴木 勝美｣さん、ディクシーとキャスは｢笹島 かほる｣さん。

何ならディクシーとキャスの中の人はタイニーも担当しているので、この場合は一人三役だが実はこれを超えるほどの役を演じている方をご存知だろうか。

それが1人5役を演じた｢土屋トシヒデ｣さん。

現在は人気のマリカにてボイスがうるさいで有名なファンキーコングの声優として活躍しているが、その前にはクルールやクリッターを担当されていたのだ。

確かにクリッターは聞きようによってはファンキーも混じっている感があるけど、特に土屋さんのクルールボイスが好きっていう方も多いんじゃなかろうか。

前のドンキー64では海外の方が担当していて、ドス感が強く、まさに悪役の威厳がたっぷりあった。
まあ、64のクルール自体が下手を打った部下を処刑するほど冷酷なので、キャラ的には合っているよね。
(ただしおまけムービーを見る限り、ただ役を演じていただけかもしれない)

そんなブラックジョークとメタフィクションが飛び交うレア社作品だったが、任天堂に移籍してからは中身も中の人もすっかり変わってしまったクルール。

一人称が｢わし｣｢我輩｣と安定せず、このたるジェでも部下とコングファミリーとはっちゃけていたが、後のジャングルクライマーにて世界征服どころか宇宙征服まで企むほど、過去最大級の野望を抱えていたのは否めない。

しかしドンキーたちに阻止されてからは宇宙船に括り付けた状態で、一緒に帰っていた。お仕置か！(てかあんな悪事を働いて見捨てない分、やっぱりドンキーの器がデカイ)

個人的には説明しずらいけど、何だろうこのおばさん感。特にワイルドムーブを繰り出した際の笑い声それ。

クルール好きなので長くなったけど、その他にもクランプやクラッジも担当されているとか。

たるジェでこの2匹のボイスを聞いてみたら分かるんだけど、本当にファンキーとクルールと同じ人なのかと思えない程のボイスですからね。流石声優。

もしかしたらクレムリン軍団のオスの鳴き声(？)は土屋氏だけで、構成出来るかもしれない？コプターやキップは違ったけど。

あとマリカWiiで暴れまくったファンキーのボイスはこのたるジェットの声を流用しているぞ。これ豆知識ね。

ちなみに他のキャラはというと

セクシーなお姉さん繋がりでカリプソとキャンディー「津々見沙月」さん。
何となく同じ人なのは分かってはいたけど。もしタイニーが成長していなければ、キャンディーが参戦してカリプソのライバル枠になっていたかもしれない……

また性能やライバルとしては繋がっていないけど、キャラの選択画面では繋がっているランキーとコプター「利根 健太朗」さん
ドンキーとは関係ない他作品アニメの中の人ネタなんだが、ケロロ軍曹のプタタと同じ方なのです。
しかも当時は2007年。たるジェの発売年でもあり、ケロロ軍曹も放送していたのでリアルタイムで見ていたな。

一部だけど、コプターと似ているよね。名前もコプター、プタタって……プタプタし過ぎや(？)

何なら色合いも黄色だよ！

クランプとディクシー

最後にドンキーのゲームしかプレイしていないプレイヤーには分からない小ネタを紹介しよう。

いや｢この2匹って接点あったの？｣と驚く方もいるが、そうです。

特にドンキーのアニメを見ていた方には嬉しいアニメの小ネタ、そしてドンキーファンの間で有名な回、第18話『クビになったクランプ』である。

クリスタルココナッツを奪う作戦を毎回の如く失敗し、ついにクルールからクビを宣告されたクランプ。

途方に暮れる中、ディクシーに誘われペットにされる。何だかんだありつつクランキーの家で働くことになったが、結局コングファミリーとは上手く馴染めず離れることに。

彼らは住む世界が違うクランプと暮らすのは無理だと言っていたものの、ディクシーだけは彼のことを分かっていた。

みたいな感じ。

他の回ではギャグ要素だったり、ドンキーの扱いが悪かったり、と様々だが、特にこの話は珍しく感動回だったのだ。

スパドン2の影響で昔からディクシーばっかり使って好きだったんだけど、この話をきっかけにさらに好きになったよね。

というよりドンキーアニメ自体癖が強いキャラが多い印象だけど、そんな中ディクシーは本当にいい子。

敵であるクランプと仲良く出来るほどですからね〜

こうしてこの話をきっかけに、クランプとディクシーが仲良くしているファンアートが描かれるほど影響を与えたのだ。こ、これがクラディクって奴ですかー
おじさんと幼女って素晴らしい。

そしてたるジェットレースにて。
残念ながらテキストを出してのストーリーモードがないため、直接絡む機会はないけど、それでも思う。

いや絶対、ドンキーアニメのクランプとディクシーのあの回を知っている方がいるでしょうと！

メニューにカーソルを合わせると1つのムービーが流れるというキャラゲー好きには堪らない仕様を前回話した。

クレムリン軍団と仲良くしているシーンを！

そんな例に漏れずクリッターとクランプに挟まれつつ、キャンディーに手を振るディクシー。そんなディクシーを驚かすクリッターだが、クランプは全く気にしていない。

いや、構図的にはキャンディーにしか眼中がないのか？(だから種族が違うねん！)

そしてシングルレースのメニューを合わせることで出るライバル達との睨み合い。ドンキーはクリッターを、ランキーはクランプを……
てか、ランキークランプはのんびり屋過ぎて睨んでいるようには見えない。タイニーカリプソは睨んでいるけどね(静かに)

ただしこの時のディクシーはキャスをライバル視しているため、クランプにはほぼ眼中が無かったりする。

実はクランプが登場しているのはこの2シーンのみなので、まさに『クランプいるところにディクシーあり』と言った感じの匂わせなのだ。

だから適当に並べたのはないと信じたい。
メタ的な話、そもそもゲームとアニメの世界観が違うので、2匹ともあのことは忘れていると思う。しかしそれでも覚えていたらいいな(妄想)

ただ並んでいるだけど要するにあの感動話を知っている方なら心躍る小ネタなので、試しに見てみて下さい。

今日はここまで。
ではまた