オリキャラが既存キャラに似てしまう問題について考える

イラスト界隈の悩み&闇

過去には「オリキャラが既存キャラに似るのは悪か?問題」についての記事を投稿したが、自身の作ったオリキャラ制作の反省が主だったので、今回は絵描き向けに再度記事を上げることにした。

  • オリキャラを描いたが良いものの「〇〇に似ている」って言われるのが不安
  • 実際に「パクリ」って言われた


とオリキャラ作成に悩んでいる絵描きに向けての記事です。

実際に自分も50時間以上をかけて制作したオリキャラに対してパクリ(実際には似てるだったが)だと色々と辛辣な言葉を吐かれて、当初に限り精神が病んでしまった。
しかし「今回解説する考え」に行き届いてから不安が解消されたので、そんな絵描きが語る参考記事としてどうぞ。



オリキャラが既存キャラに似てしまう問題

避ける方法は存在するのか?

オリジナルキャラクター、略してオリキャラとして自分のオリジナル絵に印象付けるキャラクターたち。しかし中には版権キャラに似ることを避けるべく、最近は資料を見ずに絵を描く絵描きも増えているとかいないとか。

また不安になって何かと調べて、この記事にたどり着いた方もいるだろう。というわけで、ここからはオリキャラを既存キャラに完全に似せない方法について、早速結論を出すなら、


「無理」です。

何故なら昔より作品が多く生み出されており、その中から既存キャラが沢山存在している現代において、完璧にキャラクターを似せないこと自体が無理な話なのだ。

それはキャラクターだけじゃない。漫画だって、アニメだって、ストーリーがありきたりなシーンが数多く存在していることも事実。主に起承転結という構成法で物語が進んでいくだろう。主人公が仲間を集めて、悪人を倒して、世界を平和にしていく王道展開……
だからこれがあることで、ストーリーが分かりやすくて、面白い。

もしその構成法がパクリだとか著作権侵害とか言うのなら、最初から漫画やアニメなんて存在していない。
ちょっと話が脱線したけど要は……

過去に投稿した構図被りやポーズ被りと同様「絶対」はないのだ。
例えばポーズ被りの場合は人間の構造上、「自然体」で描くのが1番だと解説したが……

そこから更に自分のオリキャラを作る為にはまず、何かしらの作品に「影響」を受ける必要がある。

では、貴方がオリキャラを描き始めたきっかけとは?

とあるイラストレーターの描くキャラに憧れたから?

その漫画のキャラが可愛いかったから?


ゲームのキャラが好きだから?


など、本場で活躍している創作者たちの色んなキャラクターや世界観に影響を受けたから、オリキャラを作り始めたと思うのだ。

だからキャラ絵を描くのは誰かの影響なくして、描けるものじゃない。逆に影響がない時点で「つまらない絵」「下手な絵になる」のが当たり前だから。

完璧にキャラデザが似ない方法については、基本的には不可能だと早速判明したが、ここからは『とんでもキャラデザ』についての例を出してみよう。とんでもキャラデザって、とんでもないパワーワード……

もし誰しもが考えない『とんでもキャラデザ』を制作するのなら?

例えばの話、

「原色だけで構成されたカラフルな市松模様の服と半ズボンを着て、下駄を履いて、すね毛を生やしているツインテール金長髪のクールイケメンリアル風キャラ」

を作って公開したとしよう。


いや、どんなキャラデザやねん!想像しただけでえげつないわ!両津〇吉かよ


まあ、ツッコミどころ満載だが、とりあえず話を進めようか。

カラフルな服装といい、明らかに女性の髪型……

確かにオリジナル感はかなり強い。誰もが描いたことがないキャラデザだと思うし、これで「○○のパクリ」と言われる心配はないはず。

しかし問題は「見ている側がどう思うか」である。もし見ている側に向けて、いきなりこのキャラクターを好きになったり、共感を貰えたりすることは果たして出来るのだろうか?

ほとんどの人が初見で「意味不明」とか「ダサい」とか「気持ち悪い」などと思い、スルーされてしまうだろう。

しかもソシャゲのガチャとかで「このキャラはSRです」って言われて課金しますかね?しませんよね。そういう性癖の人がいれば話は別だが

現実の男に長髪ツインテールは女装以外に有り得ない髪型であるし、色合いも原色でほとんど構成されているからダサいだけでなく、ただ目がチカチカするだけ。
子供向けの絵柄ならまだ使える色合いだが、流石にリアル系の絵柄になってくると浮いている。

そのためユーザーからウケが得られないだけでなく、絵が下手に見えてしまうことから、このようなやりすぎたデザインは基本的に少ない。てか、スベって恥をかく事が分かっているぐらいなら誰もやらんわ!(呆れ)


もしあのキャラデザを表現するなら、ギャグ漫画やアートとして展開するべきだと思っている。しかし閲覧者の心を掴めるかどうか分からないがね(いや、分からんのかい!)

とはいえ、皆から共感を貰いたいのなら、一般的に分かりやすいデザインに仕上げるのが吉である。
例えるなら「赤いリボン 金髪 キャラ」と検索をかけて、似たような女の子キャラが表示されるのはそういうことである。色合いのバランスが取れており、何より可愛く見えるからだとね。


オマージュとパロディ

どっちも似たような意味ではあるが、例えばオマージュは尊敬の意味が強く、パロディは皮肉めいて面白いと……されている。

例えばワンパンマンや銀魂が代表だろうか。これらが人気なのもオマージュやパロディがあってこそだと思っている。
特にワンパンマン。最初はアンパ〇マンの真似事かと思っていたが、1度読んでみたら、どっぷりハマってしまったのだ。

(宣伝にはなるけど話が面白いだけでなく、アクションの描写がかなり高いので、是非とも読んで見ることをおすすめする)

また自分はDTCGもプレイしており、カードのモンスターたちの中にはモチーフにした既存キャラもよく見かける。

最近だとこれとか。どう見てもモチーフは悪魔城のアルカーd……
まあ、沢山キャラを作ることになるから、流石に元ネタも取り入れてくるよね。

ファンなら「ネタとして楽しむ文化」を、そうでなくても「このゲームキャラがモチーフなのか〜 今度買ってプレイしてみようかな」と既存キャラの宣伝になることもあるのだ。作者や会社からしてみれば、宣伝は嬉しいはず。

もしそんなパロディとオマージュを著作権侵害やパクリとして悪い方向に取り上げてしまうのなら?

勿論新しい作品が作りづらくなるだけでなく、「作品の元ネタを調べる楽しみ」も奪われてしまうだろう。その作者が訴えたら話は変わるが、そもそも自分のキャラをパクられていない第三者が口出す資格はないと思っている。

パクリだと悪く捉えるのではなく、「ネタとして楽しむようにすれば」ゲームも漫画も少しは楽しめるのではないかなと。

せいぜいパクリ問題として取り上げるのなら、ほとんどのデザインを崩すことなく、有名なキャラを堂々と丸パクりをする中華ぐらいだろう(ボソッ)

似せたつもりではないのに「似ている」とか「パクリ」とか言われた場合は?

悪気がなく「〇〇に似ている」と言われたらそこまで悪く取らなくてもいいが、中傷や悪口などをネガティブコメをされた場合は、基本的には無視するかブロックするかにした方がいい。

また「オリキャラを描くな」とか「描き直せ」と言われた場合も、素直に謝罪して描き直すのもおすすめしない。もしかしたら貴方を落としたくて、わざと言っているかもしれないからだ。

実際に自分も謝罪しかけたが、結局は「似ることはよくあること」「その意見が間違っていること」に気づきあの記事で意見を述べた。

まあ、その後は「二度と似ていると言われないように」結局はキャラデザ(服装)をリメイクしたが。現在自分も成長中なので、またまたリメイクあるかもしれない。今度はいよいよ髪型を少し変える予定…

要するに自分のオリキャラのデザインを変更する、しないは他人が決めるのではなく、あくまで自分で決めるべきだと思っている。仕事以外で本当に自分の描きたいオリキャラを見失って「○○はこんなんじゃない!」って投げ出すぐらいなら。

好きな要素を詰め込んだオリキャラを作ることについて

例えば赤いツインテールの女の子キャラが好きとか、眼帯な女の子キャラが好きとか。


って、またツインテールかい!(ツインテール好きなんじゃ……)

だからそれに影響を受けて、「可愛い!自分のキャラにも取り入れたい!」と思い、オリキャラを作ることがよくあるだろう。眼帯をした気の強い赤いツインテール少女として。

それ故に、中には「自分の好きな要素をばかり詰め込むからキャラクターが似ているように見える」という意見も聞く。
まあ、流石に依頼とか仕事では好きなものを詰め込むことは出来ないが……

しかし!自分のオリキャラを作るのなら話は別!何故なら、

「自分の好きな要素をばかりを詰め込んだキャラを、描いた方が単純に楽しい」

からだ。

まあ、これは自分が過去に話したことだが、逆に嫌いなデザインとか不得意で時間のかかるデザインとかを描いても、途中で放置することがよくあるのだ。

なんせ自分の好きな要素がなければそのキャラを描くどころか、絵を描くこと自体が楽しく無くなる。そうなるぐらいなら、「自分が好きで描いてて楽しいと感じる要素を取り入れること」がオリキャラを作る上で大切なことなんじゃないかなと、今でも思っている。

最後に

自分が版権キャラを描いていた時期は、好きキャラや推しキャラしかほとんど描いていたよ。その時は本当に楽しかった。
けど、これで自分の画力が上がっても「個性がないからオリジナル絵が下手なんだ、無理なんだ」と決めつけていた時期もあった。

でも、現在は完全なるオリジナルが生み出せる者がいたとしたら、天才か宇宙人か神ぐらいだと思ったら、不安にならずに済んだとか。

また昔の漫画家やイラストレーターですら、既存のキャラを元にキャラクターをデザインしていたことも知った。
むしろ「影響なくして、キャラクターは作れない」ことを実感させられたのだ(あとオマージュなどを取り入れることもありだとね)



何度も申すが、既存キャラが沢山存在している現代においてデザインを被らせないこと自体が難しいのだ。逆に似ることを恐れず、自分の好きな要素を詰め込んでアピールするとか。

ってそんなことを言っている間にも、今後もキャラクターはどんどん増え続けるので、そろそろ「多少似ることは仕方のないこと」だと割り切ってオリキャラを制作するしかないだろう。


最初は誰だって絵描き初心者だ。

オリキャラが既存のキャラに似ることだってある。しかし自分の画力が上がれば後々変更すると思うので、沢山練習して徐々にオリジナル感を出していけばいい。

自分の描きたい絵を描き続けて、自分も成長していく……それが「創作」だと私は考えるさ。

今日はここまで。
ではまた

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