早速だけど、貴方は自分の絵が好き?それとも嫌い?
これからご紹介する「自分の絵が嫌いになる原因」が1つでも当てはまっているのなら、もしかしたら貴方は自分の絵が嫌いなのかもしれない。
尚自身は全て経験済みなので、「自分の絵が嫌いな絵描き」が語る参考記事として読んでみてほしい。それではどうぞ。
※過去話&自虐あり!
自分の絵が嫌いになる原因
【原因その1】「自惚れるな」と言われてきたから
特に推したい原因。
もしや自分の絵が嫌いなのも、小さい頃から「外で自慢話はするな」と親から言いつけられ育ってきてはいないだろうか?
私もそうだった(ちなみに私は親ではなく祖母)
祖母曰く相手に嫌われるし、逆にイジメの対象になると言われてきたからだ。そのため例え画力が上がろうが、周りの目ばかり気にして自分に自信が持てない。

「絵が下手くそなのに、自分の絵好きとか……きも」と相手に嫌われるぐらいなら、逆に『自分を責める自虐の方』がマシだと思っている。
どちらにせよ、嫌われるのは間違いないが。ネットは理不尽や
【原因その2】自分に厳しい、完璧主義者だから
これも自惚れと同様だが、「自分に厳しいかつ、失敗は許さない完璧主義者」なのかもしれない。
例えば投稿後、少しでも絵の間違いに気づいた場合。前向きに受け取るのではなく、
『何でこんなゴ〇みたいな絵を上げてしまったのか……』
と受け止めたら、既に自分の絵が嫌いになっているはず。要するに自虐
ちなみに現在は人間を描くのに手慣れたプロ絵描きですら、ちょっとしたミスで「作画崩壊だ」と言われる世の中。
その問題を気にしているのなら、1枚絵に対して時間をかけつつ、完璧に仕上げるようになっているだろう。例え落書きであっても……
【過去話】
特に自分の場合は人間の絵を描くときだ。
「関節がズレている」「立体感がない」「目の位置がおかしい」
と相手に指摘されるぐらいなら、クリスタの3Dデッサン人形を使い続けようと決めているのだ。
【原因その3】何時まで経ってもファンや反応が少ない状態だから
例えば「自分の絵が好きなファンが少ない」とか「いつも自分の絵はいいねが10以下」とか満足出来ない数字に嫌気が差しているはず。
また長期の場合も同様で『何年間も絵を投稿を続けているのに、何も変わらずな自分の絵が嫌い』という問題に直面しているのかもしれない。
【過去話】
流石にいいね10以下はちょっと言い過ぎたかもしれないが、これは自分が過去に何度もあったことで、例えば4ヶ月と60時間かけた版権絵に対して「いいねが4つ」しか付かなかったとか(ガチです)
また自分はTwitterを6年間続けていたが、今までファンや反応がぶわーって増えたことがなかったのだ(一時期はみそしるイラストでバズってフォロワーが増えたことはあるが、結局は飽きたのか解除されていたよ)

ちなみに自分も1年前には固定のファンがいたものの、結局ほとんどがTwitterや絵の投稿を辞めた。彼らも自分と同じ状態だったかもしれない。
【原因その4】周りと比べてしまう
もし自分が一生懸命描いた絵が見向きもされず、逆に他人の描いた絵に注目が集まってしまえばどうなるか?
当然、ショックはデカいことだろう。
さらにこれも良くある事だが、「何故あの人は画力があまり高くないのに、ファンや反応が多いのだろうか」と思うことも。
もしかしたら、周りと比べてしまい『自分の絵は誰からも好まれていないから嫌い』になっているはず。
【過去話】
上記で話した通り、数年前の自分は時間をかけた本気絵に反応なんて「いいね10以上」がやっと。「いいね10以下も」あり。
しかし周りは落書きですら、「いいね100以上」が当たり前。どんなに下手であれ、結局はフォロワーの数で決まると思い込むように。

一時期はこれのせいで、Twitterを一か月ほど休止したとか(自分が)
【原因その5】相手に悪口や指図を言われたから
これが一番かもしれない。
「気にする事は無い」とは言われそうだが、私はブログでそれを書き込まれて以来「例え擁護があっても所詮それは綺麗事。解決にもならない」と思っている。だから言われた側は一生それを引きずる。
それは何故かというと、人間の「深層心理」にある。
例えば動画サイトでポジティブな動画が5本あって、その中にネガティブな動画が一つでも混じっていると、ポジティブ動画そっちのけでネガティブ動画な方に目が行く。
だから絵の悪口も同じ。誰か1人に「下手」とか悪口を書き込まれたら一生忘れることはなく、
『自分の絵が下手って言われた。だから自分は絵が下手なんだ』
と最終的に決め付けてしまうのだ。周りが「そんなことはないよ」と励ましたとしても、それすらも嘘に聞こえてしまう。
……すみません、大袈裟でした。
【原因その6】スランプ状態である
例えば『自分の描きたい絵が描けない、やっぱり下手なのか』と、自分の絵に対しての価値観を見出してしまうことがある。
また「今まで反応が多かったのに、突然反応が少なくなった」場合も同様かも。
以上。自分の絵が嫌いになる原因の数々だ。次に対処法とか。
原因の対処法
【原因その1、その2】画力を上げたいのなら、自惚れ無いことが大切
自分に自惚れず、自分に厳しくするのも画力向上に繋がるメリットがあるのはご存知だろうか。
何故なら自分の絵が下手であることに言い聞かせておけば、下手な絵を改善するためのやる気が出ることがあるからだ。
自分も専門学校でとある講師から「自惚れは画力向上に繋がらない」と言われて今がある。その言いつけ通り、画力は専門学生時代の頃と比べて成長している現状。
最も効果的なのは「自分の描いた過去絵を見る」こと。
現在絵と比較して反省するきっかけになるぞ。
しかしこのような行いをせずとも、逆に自惚れてもいいし、自分に優しくしてもいい。もし自分を厳しくする場合は、画力を上げたい時か、プロで仕事を取りたい時ぐらいであるが……
【原因その3、その4】一旦、自分を見つめ直す時間を取るべし
まずネットの評価ばかり気にしていたら、絵を描く時間が確保できないのは当然である。
そのため周りを気にするのではなく、まずは「自分との時間をつくる」べきだ。またこれは辛い選択だが、思い切ってSNSを辞めることもおすすめする。

ちなみに私は去年で2回、SNS断ちをしたぞ。絵を描く時間は取れたとは言え、反応やファンの増加は変わらずだった。自分は特殊だったけど、反応目当てならおすすめ出来ないかもね。
(ちなみにこの記事を加筆修正した後の話だが、個人は2021年9月30日をもってTwitterの活動を完全に辞めている)
【原因その5】素人の意見は取り入れるな
こういう奴が1人いるだけで自信を失い気にする事は、ファンを減らしかねない行為だが、何より自分の為にはならない。
もし画力を上げたいのなら、信頼出来るファンかプロ絵描きの意見のみを取り入れるべきだ。
特にプロの意見は的確な場合が多いし、最近だと講座動画とかも沢山上がっているので、観ることをおすすめする。
またプロに添削を出してみると自分の絵の改善点が分かるので、自力で解決できず悩んでいる方は一度出してみてもいいだろう。
逆に素人の間違った意見ばかりを取り入れ、自分の絵を悪化させないようにしよう。
【原因その6】スランプはむしろ画力の成長段階
スランプは絵描きなら誰しもが通る道である。
実際に私も過去にスランプを経験しており、もし満足した絵が描けてない時には、Twitterを辞めたり、勇気を出して描き方や塗り方を変えたのだ。SNS断ち初日だと、初心に戻って丸を描く練習とか行ってきた。

今の自分の絵が嫌いのなら是非とも「描き方」や「塗り方」を変えたり、初心に戻って基礎から復習したりしてほしい。時には新しい挑戦も大事なのだ。
まとめ「自分の絵が嫌いになることは……」
こういうのは大体、「自分の絵は好きにならないといけない」とか「もっと自身を持つべき」とか言われている。
が、個人的には現状、絵が描けているのなら、自分の絵が嫌いになっても「問題はない」と思っている。
要するに今の私みたいに
「自分の絵は嫌いだけど、絵を描くことは好き」
という気持ちがあれば、良いと思うのだ。

もし絵を描くのが辛くなったら、一旦筆を置いて辞めてもいい。
また描きたくなったら、何時でも再開してもいい。
本当に自分がやりたいことは自分自身が分かっている筈だ。
今日はここまで。
ではまた
【2022/8/22 追記】アクセス数の上昇に伴い、記事を少しだけ加筆修正しました。