資料を見て絵を描くのはずるくない!むしろ絵描き初心者こそ資料を活用するべし!

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初心者絵描きが「資料を見ないで絵が上手くなれる」方法を教えて下さい!



ハイハイ、良いですよ〜

って、無理に決まっているだろーー!!(ノリツッコミ)


最近SNSで『こんな言葉』を良く見かける。

「絵が上手い絵描きは才能があるから、初心者みたいに資料を調べることはない」

「何も見ずに絵を描ける人はプロ。見て描いている奴は初心者」

「絵が上手い人は資料を調べて描かず、想像だけで描くのが当たり前」

「資料を調べるなんてずるい」



ヌオーー!!なんでやねーーん!

最近の絵描きは絵を描く際に資料を調べたり、見たりするのが「ずるい」なんて思っているのかーー!
元初心者絵描きの心の叫び



しかも個人事ではありますが、たまにGoogleでイラストの資料について探している際にも一番上に「絵 資料 ずるい」ってサジェストが出てきてイラってきたこともあったし、もうこれには流石にアカンやろ……

ということで。

今回はそんな絵描き初心者の勘違いを真っ向から否定し、特に「絵描き初心者であるほど資料を活用する大切さ」について、元初心者絵描きが解説しようと思います。それではどうぞ。

【2024/3/16 追記】
一部の情報をもっと分かりやすく説明するために、加筆修正しました。




目次

絵の資料についてのFAQ

そもそも絵の資料とは?

  • プロが著書した「参考書」「教本」
  • 静止物や背景として使える「写真」「小物」
  • ポーズのついた「フィギュア」
  • その他キャラを表現するための「服」「装飾」

です。

最近はGoogle検索で沢山の画像が表示されるので、昔みたいに自分でわざわざ現地に訪れ写真を取って資料を集める手間が省けているのは便利なことでしょう。

しかし近年ではピンが使えてフォルダー分けが出来る「Pinterest」の方が便利なので、個人的には一番おすすめしたいアイデア探しサイトです。というよりPinterestの存在を知ってから、Google以上に利用しているまであります。

で、資料を調べるのはどんな時?

例えばの話。

あなた自身がリンゴを知らない時に、相手から突然「大至急、リンゴの絵を描いて下さい」って言われたら、まずはどのような行動を取るべきなのでしょうか?

まずはリンゴを知らないので、当たり前の話「リンゴについて調べる」でしょう。


今だと検索エンジンで「リンゴ」と検索するだけで、リンゴの画像が沢山表示されるから、自分で分からないことがすぐに知れると思います。

そして慣れないうちは「見ながら描く」と思います。何故なら知ったばかりなので。


またリンゴを既に知っていたとしてそれを見ないでパパっと描いた場合は、このような絵になるはず。



これだけでも「あ、リンゴだ」って誰しもが分かるでしょう。


しかしこのリンゴを「もっと丁寧に描く」となると話が変わってくるのだ。

陰影はどうするか、ハイライトは何処に落とすべきか、くぼみはどう表現するのか、どうすればリンゴが美味しく見えるのか……


と、リンゴを丁寧に描くためにはこのように色々考えつつ、じっくり見ながら描かなくてはならないのだ。

むしろ上手い絵描きこそ見ている相手を「上手い」「綺麗」と思わせるために、上記の考えを持ちながら描いている。だから見なくても描けるんですよね~(理由は後述)



「人体」と「建物」はどう描くべきか?

先程は簡単に描けるリンゴを例に上げたけど、次に「人」「建物」ならどうか?当然、リンゴより描く難易度が高いだろう。
てか、これらは尚更、資料を見ることが必須です。


想像では絶対に描けないし、覚えることも多いし、下手すると作画崩壊はするしで、もう大変。



まず絵描きがよく描いている身体のあらゆる関節や口と目を動かして、まるでキャラクターが生きている様に見せる「人キャラ」。

キャラの頭身が上がるほど描くのが難しくなり、人体の構造にかなりのズレがあればキャラ絵は一気に下手に見えてしまうのが特徴。

特に顔と全身は(ほぼ全部やん)

だから人キャラは、人体の構造を知らずに想像で描けるものではないのだ。



次に建物。
先程紹介したリンゴなら描くのに慣れさえすれば初心者上級者問わず誰でも見ないで描けるけど「窓の沢山ある複雑な構造をしたビル」を初見で丁寧に上手く描けるわけがないでしょう。

パース、奥行感、窓の形、ビルの質感など覚えることが多いからだ。

毎日窓の沢山ついたビルをじっくり観察したり、沢山のビルのイラストを上手く描いているビルマニアなら、見ないでそのビルを上手く描けるかもしれないがね。知らんけど

そのため資料をあまり調べない、資料を見ない初心者がもしも「キャラと建物がある一枚絵を想像だけで描いた」場合、確実に違和感を出すことになるだろう。

結論、初心者絵描きこそ資料を必ず見るべし!

と言いたいところだが、もしかしたら、

とか言われちゃったから、何も見ないで想像で絵を描かなくてならないって状況に陥っているとか。だからこういう勘違いが広がっているのかもしれない。

いや、そりゃあ、私も言われた経験がありますよ。それを言われたから、一時期は想像と自由で絵を描いていたこともあったさ。

でもね、その考え方で絵を描いたとしても、結局は画力なんて全く上がらなかったし、むしろ成長を大きく阻害していた。

要するに「下手絵しか」量産されなかったのだ。





また上手い人こそ資料を調べていないと勘違いされがちだが、逆に上手い人こそ膨大な資料を調べているのだ。

頭の中に調べたもの沢山が詰まっているからこそ、説得力のある絵が描ける(RPGで例えるなら経験値が高い、レベル70みたいな)

逆に描いたことがないものこそすぐに調べるので、経験値が少ない初心者だからこそ、知らないことがあればまず調べてみるべし


今でも親戚から「上手すぎ」って言われるほどそこそこ上手くなった自分も、昔と同様に資料は沢山調べて毎回保存しているんでね。

要するに、

ではなく、


と、普段から調べる癖を付けましょう。そして慣れないうちは見ながら描きましょう。

資料を観察しながら絵を描いてインプット……つまり頭の中に叩き込むことが大切なのだ。

あと友達にあんな風に馬鹿にされても受け止めず、「じゃあ、お前見ないで描いてみろよ〜」って言い返して、それで自分よりも下手くそだったら、遠慮なく笑ってあげて下さい。



絵の資料について紹介しているこちらの記事も読んでみてね
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最後に

絵に才能がある絵描きこそ、資料を見ない。

だから何も見ないで絵を描き続けているがプロだと。

という勘違いを否定してみました。



もし慣れてきたら次は応用として「構図の見せ方」「ポーズの描き方」を学んでいけばいいでしょう。何故なら皆に共感されたり、愛されるような絵を描きたいのならこれらは重視されているからです。

しかし、

「これって構図被りやポーズ被りとして炎上しそうだし、むしろ調べて描く方が危険じゃない?」

って思われそうだが、逆にこの考え方は間違っているのだ。

詳しくはこの記事で解説しているので、こちらも合わせて読んでみてください。

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下手な人こそ、資料を見るべし!

一生初心者のままで居続けるぐらいなら、自分から進んで学んでいこう!

そしていつかは君も、初心者脱却だ!


今日はここまで。
ではまた

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