もしあなたが初めて板タブを触ったら、まずは何をするでしょうか?
まさかいきなり「本気の1枚絵を描く」つもりではないでしょう?
そもそも今まで紙で絵を描いていることが多いのに、いきなりパソコンを見つつ、ペンを軽々と動かして細かい絵を描くなど絶対無理な話である。

何これ使いづらい。やっぱ紙で描くほうがいいや
って、途中から投げ出した私が「板タブに慣れるためにとった行動」について語ろうと思う。それではどうぞ。
【追記(2022/4/19)】今の画力に合わせて一部記事内のイラストとサムネイルイラストをオリジナルキャラに変更、それらに合わせて記事の修正を行いました。
ペンタブ関連としてこちらの記事もよろしく!
初ペンタブの練習法
マウスみたいにポインターを操るべし
最初は描くのではなく、板タブの基本的な操作を頭に叩き込むのだ!
- ペンを少し離して動かす→マウスポインター操作
- ペンを板にタッチする→クリック
- そしてペンを板にスライドして描く。
これがペンタブの基本的な操作である。
普段からパソコンでネットサーフィンとかをよくする人なら、いっそのこと「マウス代わり」にペンタブで操作してみては?まずは目標をクリックしたり、動かしたりして、ペンの操作に慣れていこう。

あとペンタブやペン先を見ながらではなく、画面を見ながらペンを動かすべし。
分かっているとは思うが、ペンタブはマウスと同様に「画面を見ながら操作するもの」なので、これが出来ないとペンタブで絵を描くことすらままならないで。
ひたすら丸と線を描け
板タブの基本操作に慣れたところで、早速イラスト用ソフトに触れてみよう。
一番のおすすめは圧倒的に人気かつ3ヶ月の体験版ありの「CLIP STUDIO PAINT PRO
(クリップスタジオペイント)」だが、基本無料の「MediBang Paint(メディバンペイント)」なんかもおすすめだ。


さてようやく描き始めるわけだが、何かのキャラを描くよりかは、まずは「丸」と「線」がペンタブで描けるように練習してみるといいでしょう。
例えるなら漫画で良く使うGペンをイメージして、描くといいかも。元々Gペンで漫画を描いていた絵描きなら、入り抜きとかが分かっているはず。

(↑最初はこんな風に適当でも良いんです)
1日1回でもいいから、キャンバスに向かってひたすら丸と線を描き続ければ、ペンタブで絵を描きやすくなるはずだ。

ちなみにイラストソフトによっては「手ぶれ補正機能」も付いているので、これをいじるだけでもかなり描きやすくなるぞ。
なんでもいいから線をなぞろう
アニメのキャラクターの立ち絵とかをダウンロードして、「そのキャラクターの線画をなぞって描く」のも一つの手段だ。自分の好きなアニメや漫画があれば、積極的にトレースしてみよう。

特に1番おすすめしたいのが、版権キャラのカービィ。
何故なら、本家でも「5秒で簡単に描ける」と言われているぐらい低難易度だからである。さらに丸の練習にもなるので、いい事尽くめだ。
簡単なキャラを描くのに慣れてきてから、人キャラにチャレンジしてみるのも良いだろう。
キャラ絵を描くなら簡単ものから
丸練習やトレースに慣れてきたら、いよいよ自分で絵を描くべし。まずは子供でも簡単に描けそうなマスコットキャラから描き始めてみよう!
ここでは自分が中学生の時に描いた、一頭身マスコットオリキャラ「りーにゃん」を。


実は私も昔から人外キャラやマスコットキャラは得意分野であったので、最初にちゃんとした人間キャラを描くよりかはデフォルメキャラを推すぞ。
また塗りに関しては、アニメ塗りからスタートした方が良いだろう。
陰影が単純かつ短時間で仕上げられるので、デジタルに慣れない内はまずこの塗りで描くべし。




そしてそこからブラシ塗りや水彩塗り、挙句の果てには高難易度の厚塗りへとチャレンジして、自分にあった塗り方と描き方を見つけよう!

数年も描き続ければ、ペンタブ操作も慣れ、画力も上がる。
今日はここまで。
ではまた
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