何時までもイラストが上手くなれない絵描き向けに、画力を確実に上げる方法【5選】

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あー何時で経っても、自分の絵は下手なまま。

毎日沢山練習しているのに、中々画力が上がらない……


このように絵描きでありがちの悩みと言えば「絵が上手くならない」問題ではなかろうか。

特に自分も専門学生時代においてはクラスの中で下から2番目ぐらいに下手くそで、よく先生に指摘されまくり。
さらに独学以降も「とある出来事をきっかけ」に遅筆となり、以降はイラストの生産数が少なくなり、画力が上がるのも絶望的かと思われた。

しかしそんな私でも、とある練習法と考え方で絵を描き続けた結果、満足できる画力を上げることに成功したのだ!




今回は専門学生で周りより下手くそだった自分が、独学以降に画力を上げた方法について5選ほど解説したい。

最初に言っておくが、この方法を試して「最短1日でプロ並の画力」になることは決してないぞ。
画力というのはコツコツ描き続けて上げていくものなので、それをお忘れなく画力向上を目指してほしい。

それではどうぞ。

目次

何時までもイラストが上手くなれない絵描き向けに、画力を確実に上げる方法【5選】

デッサンやクロッキー、模写ばかりをしない

いきなり何言ってんねんー!

って話だが、確かにはこれらは基礎練習であり、画力を向上するために行うべきもの。
特に絵描き初心者はまだ絵について分からない事だらけなので、まずはモノの立体感などを理解するためにデッサンやクロッキーから始めるだろう。

しかしそれらを何時までも続けたところで、イラストが上手くなれるとは限らないのだ。

例えば上手い絵描きがよく言う言葉として、「デッサンばかりを描いたとしてもデッサンが上手くなるだけ」があるだろう。

全くその通りでデッサンは所詮、ものを観察してそれを写すだけの「模写」に過ぎない。さらにクロッキーはデッサンとは違い早書きとはいえ、見ながら描いていることに変わりなしだ。



そのため「イラストを上手く描きたい」って気持ちがあるのなら、基礎練習だけなくそれを描く練習もしなくちゃならないのだ。
例えば萌えキャラの絵を描きたいのなら描き方を調べるか、教本を買って練習しないと、何時まで経ってもその絵が上手くなれないしね。


そもそも自分が描きたい世界観をイラストで表現するのなら、実際に描いてみないと何も始まらないわけだし。
そのため模写絵ばかりを量産したところでオリジナルの表現がないに等しいので、下手でもいいからまずは本気の1枚絵を描いてみよう。

もし模写絵を描くなら

初めのうちは、簡単な部分から模写するべし。いきなり8頭身の人間キャラ(等身キャラ)を模写するなんて相当難易度が高いと思うんで、できればデフォルメキャラかマスコットからで。
自分が元々得意というのもあるが、線がそんなに複雑じゃないのでおすすめ。

しかしそれでも等身のキャラを描きたい場合には顔や手、足とパーツごとに分けて描くといいだろう。

そして上手い絵描きがよく言う言葉としてもう一つ。



「どんなに絵が下手であっても、絵は最後まで完成させること」


模写だけじゃなくて自分で描いたオリジナルイラストもそうだが、制作を途中で放棄したり、没にしたりするのって、何時まで経っても上手くなれない初心者絵描きがやりがちな行為なんですよね。


まあ、確かに、模写なんて元絵の通りにはいかないと思うし、それでこそ自分が描いた絵なんて余計に上手く描けないと思う。

でもどんなに頑張って上手く描けない、下手なのは当たり前です。何故なら初心者なんで。

てかイラストを完成させた後の達成感も、上手くなる為の第一歩だからね~

だから、絵は最後まで完成させましょ。

特に次に紹介する考え方を利用しやすくなるので、出来れば自分で描いた完成絵は数枚はほしいところだ……

【余談】

ちなみに個人の専門学生時代はデッサンもクロッキーも下手くそだったが、好きな食べ物イラストを描き続けた結果、卒業後はデッサンも上手くなって練習する意味がほぼなくなったとか。



食べ物イラストとは言っても写真を見ながら、色々と考えつつ美味しく見せる感じに描いていたので、観察力はここで身についたのかもしれない。

要は「考えながら描け」ということでしょう。

食べ物が嫌いな人なんて、ほとんどいないでしょう。そのため食べ物イラストで基礎練習(?)、おすすめです。

参照記事
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黒歴史を出す

あの時は頑張って描いていた絵なのに、時が経つにつれて「うわぁぁぁーー!!」ってなるあの感じ。あるあるだと思う。

さらには「良くないことで忘れたい」とか「逆に自分の黒歴史でメンタルをやられて、絵を描く気力を無くす……」ってことも少なくない。

例えば自分の過去絵に対して、

「うわぁ、このキャラの目キモすぎ」

「顔の輪郭、雑すぎるやろ」

「ポーズが棒立ちで迫力がねぇ!!」

など過去の自分の絵に対しての「描き間違い」「見栄えの無さ」などを嘆くことがあるだろう。ちょっと誇張気味


このように黒歴史絵ってネガティブな印象を持たれつつあるが、実はそうでもなかったりする。むしろ絵描き初心者がイラストで黒歴史を出すのは「正解」なのだ。

何故なら黒歴史を全く生み出さないまま、絵が上手くなった絵描きがほとんどいないからだ
それは初心者だけではなく、有名なプロイラストレーターですら必ず忘れたい昔の黒歴史イラストだってある……

だから絵描きは黒歴史をいくらでも出していい。それで絵描きはみんな成長していったのだから。

もし自分の過去絵に対して「見たくない」と嫌って、さらには今の絵と見比べて「今の絵の方が良い!」って気づいているのなら、もうあなたは確実に画力が上がってますやったね!(?)

さらに黒歴史イラストを出したら次に生み出さないためにはどうするべきか」を、常に考えることも大切だ。

あわせて読みたい
3年前の過去絵を添削リメイクしてみた【初描きCOJルキフグス】 https://twitter.com/mizusuraimu1653/status/1382519012840534018?s=20 たまに質問箱でも絵について色々と教えていることから、今回初の添削記事を上げることにしたよ...

あと数年後に黒歴史イラストをリメイクして、昔と今の画力の成長を調べてみるのもありだ。

【余談】

自分の絵に対しての悪口を言うと中には、「自分の絵は好きにならなくちゃいけない」とか「自分の絵に悪口は良くない」とか思わそうな気もする。
でもそれは絵が上手くなった絵描きがやる考え方だと思っている。

むしろ初心者こそ自分に厳しい方が成長することがあって、もし厳しくない場合だと観察力が鈍り、自惚れやすくなるのだと。……私が思うに。

当然観察力が鈍ればイラストを描いてて描き間違いにも気づきにくいし、逆に気づいているも関わらず修正を怠ったりする。

もし今でも周りから見て下手なのに、今の絵だけなく「過去絵も上手い」「だから自分の絵に黒歴史はない」って思っているのなら、一生成長は止まったままであろう。

過去の絵と向き合うことも画力を上げるためには、必要な行動なのだ。

変化をつける

こちらは考え方ではないが、そもそも描き方が自分に合っていないか逆に描き方自体が間違っているかもしれない。


難しい話だと思うが例えば、線画はいい感じなのに塗りがそもそも絵柄にマッチしなかったり、逆に自分の絵柄自体が下手気味だったりが考えられる。前者の場合だと、


アニメ風の可愛いキャラの線画なのに、何故かリアルな厚塗りで色を塗っていく……

なんてことになってしまうだろう。


そのためまずは個人が描きやすい絵柄と描き方を決めておく必要がある。
また「今までこの絵柄や描き方で描いてきたけど、たまには違った感じに描いてみたい」場合には思い切って変化をつけてみよう。

時にはそれが個人の描き方に合ったり、なんなら上手くなるきっかけにも繋がるので。

あと描き方が間違っている場合もそうだが、自分で描いてても分からない場合は1度上手い人のイラストを見ておくことをおすすめする。
特に制作過程がみれるメイキング動画が一番おすすめだ。

変化のつけ方例

過去の自分も、前とは違った描き方でイラストを描いたことが何回もある。ここでは過去に描いた長髪イケメンオリキャラの、髪の変化について過去絵研究みたいに解説。一応おまけとしてみてほしい。


2020/10/27 制作

最初はこの髪を線画で描いてて、いい感じに仕上がったのは良いが、長髪なので制作に時間がかかってしまったと。

実際はこのように膝から上を描いているわけだが尚制作時間は、キャラデザを考える時間と背景を足して約50時間はかかったそうな。

今思えば相当ヤバい制作時間だが、流石にその時もヤバいと思ったのか、そろそろ遅筆を抜け出したく、少しでも時間を短縮させたかったわけで。

その時は線画が原因だと思ってて、なら次は「線画なし」で髪を描いてみようと。陰影をメインにして白い毛先も加えつつ、違った描き方で長髪を描いたわけだ。

制作時間 25~27時間

一応制作時間は縮んだとはいえ、個人的には思った以上に微妙な仕上がりだったので、再び線画で描くことにしたとか。

線画なし時に長髪を描いていた方法として陰影と白い毛先追加、新たに陰影の上に白いペンでちょこちょことハイライトを加えて調整し、髪が多いことを表現したら……

2021/8/16 制作時間16時間

やっぱり線がハッキリした方がいい感じ。
あと最初よりクオリティーが上がったので、今度からこの方法で髪を描こう。

以上。あの時は遅筆を抜け出したいと思っていて「作業短縮として試しに髪の線画を省いてみたけど、結局上手く見えず再び線画で髪を描いた」というオチ。

悪く言うなら失敗しているが、新たな発見も見つかっているので、結果としてはマシ。
また時には「失敗する経験も成長の一つ」だと思うので、逆に失敗する気でチャレンジするのも悪くないことだろう。

反省する

ちなみに黒歴史の記事も変化をつけた時の過去話も個人が上手くなった例として紹介したが、これらも全部「反省」に当てはまるのだ。
まあ、最近は反省点を長々と書くことあまりないが、それでも違和感や絵柄に合わない際には次描くときに色々と調整は行っている。つまり無意識に反省と変化をつけているわけだ。

そもそも反省しないで絵なんて上手くはなれないし、もし反省をせずにいるとまた同じ失敗を繰り返すことになる。なんなら勉強もスポーツも、みんな反省から始まるのだ。

そのため過去絵とか最近描いたイラストとかでも良いから、とりあえずは良い所と悪い所を見つけてほしい。
そしてそれらを今後どうしていくかは、もう自分でお分かりかと思います。

資料を見る

何時まで経っても絵が上手くなれない絵描きこそ、何も調べず想像だけで絵を描いていることが多い。

だからこそ資料は絶対見るべし!(テンプレ)

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最後に


というわけで、個人が画力を上げた際にやっていた方法たちでした。どれもこれも上手くなる為の代表的なものばかりなので、絵が中々上手くなれない方は是非とも試してみてほしい。

そして何度も言うがこれらの方法を全部試したところで、画力を経った一日でプロ並みに上げることは不可能なので、慣れないうちは簡単な方法から試しながら絵を描いていき、徐々にステップアップしてみよう。

ちなみに有料だが「添削」に出す方法もあり。
やっぱりどうしても自分で解決できないのなら、ひとまずプロに教えてもらうのが手っ取り早いです。

またおすすめの添削サイトやサービスについてはこちらの記事を参考にしてみて下さい。

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あと例え画力を上げたところで、SNSで評価が増えるとも限らないので、そこも要注意を。まあ、自分がその1人だっt……

自分は個人が試していた考え方を伝えただけなので、もしこの記事を参考にして絵を描いてくれたら純粋に嬉しいですし、もしあれらの方法で上手くなれたのならそれはもう「あなたの努力」だと思います。

これからも頑張って下さい。

今日はここまで。
ではまた

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